2012 and

03/01/2013



計二週間とちょっと、急きょ決めた日本への一時帰国の後のロンドンバック、
日本から一組の双子の姉妹が一緒に渡英、弾丸ツアー3日間を終え、無事にヒースローまで見送った後の今です。
いやー色々あったなあーあったなあーーー、年越してしまったし。2013という数字。
飛行機の中から、どうやって文章でまとめようかしらと考えているのだけど、書いては消し、の繰り返し。
この冬の記憶はとてもスペシャルだった、良いことだけじゃなく漠然とした不安、難しいこともあった、でもすごくよい期間でした。
このかんじは忘れてはいけないと思うので、ぜんぜんまとまらないけど、ここに残そうとしてみます。


この夏の展示から生まれた、とてもわくわくなプロジェクトが来年夏のために動き出していて、
その話し合いが今回の帰国の一番の理由だったのだけれど、
恥を隠さず書いてみると、そこで私は初めて、あっ、そういえば大きな選挙があるんだよな、と気付いて、
ついでだから一応投票はしていこう、くらいの感覚で帰りました。
ロンドンで、今の日本のことを話すことはたくさんあっても、
政治という分野のこと、自分は何もわかっていないという事実を、自分のことで手一杯、忙しいなんて言い聞かせて、
そのまま堂々と放置していたんだと思う。

3.11の地震のあと、現地にいってからこっちにきて、
今私がやることは、海外に出てって、とにかく力をつけることだ、とこっちにきて、
ロンドンの約一年半の生活でその意識はとても強くなりました。
ここはとっても好き、でもやっぱり自分は外国人で、ここの場所を私がどうこうするっていう必要はきっとなくって、
必要はどこって日本に還元すること、これからを作ることに尽きて、そのために今ここで吸収するんだ、思うようになりました。

でも、いくらなんでも政治というものを少しは知らなきゃ、と思って本を読み始めたりするうちに、
あまりにも今更知る事実、仕組み、思想、情報操作されている自分たちの生活の危険な状況に愕然としました。
発言の敷居が下がった結果のそこで飛び交う暴力的な行為が、混乱に混乱を招いている。
信用できない、と言い言われる人が多くいすぎている。
今まで私は、結局誰が政治の指揮をとっても叩かれる、じゃあお前がやってみろって言われたところで自分にはできない、だから文句は言えないなあと思って、
そこで完結させていて、何ひとつよく理解しないまま自分の生活を送っていました。

すべてのものが特別で、生活はいとおしくってユーモアに満ちている、
その日常生活の中にある喜びに気付くこと、そんなきっかけを増やしたいと思って、ものづくりをやっていたけれど、

こうやって、日常生活のことを唄ってものづくりをしているくせに、
どうして実際の自分の生活の置かれている状況をしらんぷりできるんだろう、
そこに関与しないで、何を偉そうに表現する資格があるんだろう、と、思いました。
自分はとてもひきょうだ、と思いました。

関与しなければ発言権なんてない、
でも、おかしいことに、それが自然で成り立ってしまっている他の場所での生活、
少なくともロンドンにいて、選挙にいかないことに罪悪を感じませんでした。
在外選挙法の方法も少し手間なことから、海外で暮らしながら選挙に参加している日本人は一握りなんだと思う、
でもそれで済んでしまっている意識が普通になっていることってどうなんだ。

国家にはもはや頼れないから自分は個人として別の場所で生きていく、
例えばそんな決意をした上であれば文句ないのだろう、
でも、人間の自己形成の根源は、民族、性別、宗教、ナショナリティなんだと思うし、みんなそこを受け入れているはずで、
なのに国で起こっていることへの無関心は、おかしい。
無関心でなく話をしていたとしても、参加をしなければそれは何も言う権利がないっていうこと。
それで私たちが日本の未来をつくる、ということが、どうして言えるんだろう。

そんなことを思って、とても恥ずかしくなりました。

でもじゃあするべきことは、ここから、知っていくことなのでしょう。
わからない、だから話をし合うことなのでしょう。
個々で力をつけて活動していくことは、もうひとつ確かに大事なもので、
何を信念とし行動していくかを決めなければいけない時なんだろう。

ただ、今にっぽんの生活を渦巻いている見えない恐怖の存在があまりにも大きすぎて、
それをどこかで感じながらも、みんな各々の生活をする。
絶えず速いスピードで人が行き交う渋谷のスクランブル交差点、
地元の商店街で何十年も同じ毎日を繰り返し商売をする人たち、
実家に帰るといつもとなんら変わりない食卓、なんだかんだの親という愛情。
そういうものを見ながら、なんだか言葉にできない気持ちになって、
「良い社会ってなんなのだろう」とぼやんと考えていました。

そうしたら、一人のとても大切な友達が、
わからないけど、自分以外の人を幸せにしたいって本気で思っている人間がたくさんいたら、
単純に良い社会なんじゃないかなあって思うんだ、って、言ってくれました。

ああそうかあ、って、なんだか心にすっと入っていきました。

明日のことはわからない、でもわからない、で済むところと済ませちゃいけないところがある。
生活をしているっていう責任もある。
昔のリーダーシップフォロワーシップ、国としての単位の団結力がなくなって、
代わりにindividualismという、個人がどんどん個人化していくという状況が生まれた今、
そこに潜む危険性と可能性、どちらの力もとても大きい。
でもこれからどんどん、とてもパーソナルな意志が伝えられる場所が広がって、
それが及ぼす影響が広く大きくなっていくんだろう。

この世に自分ひとりだったら、それは一番悲しいことなのかもしれない。
誰でもお互いに影響しあって生きていて、小さな変化が生まれて、少しずつ少しずつ波紋が広がっていって、
世界が動く。

会いたい人がたくさんたくさんいる。みんなそれぞれ考えて、本当にがんばっている。
やさしいひと、つよいひと、賢いひと、みんな違って、
けれど話をして共感が生まれたら、仲間になれるのかもしれない。
そうしたら、一緒に何か創れる日がきっとくる。
それにむかってわくわくしている。

いろんな人の気持ちが重なって、歴史はつくられて、これからも続いていく。
そんな私たち人類の活動が、いつか、どこかの星に、光となって届く。


そういうことなのかも、って思いました。
なんだかね、わからないけど。

希望をもちましょう、
つよく、あかるく、すこやかに。

2013年、良い年にしましょうね。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。


_MG_7581.jpg


ファンタシティックな双子、のらひとさきちゃんと共に東京→ロンドン間5000マイルを横断するということで、
なんかやろう、そうだこの距離をつなげて一曲を完成させよう、街の人たちに参加してもらって列をつくって行進しよう、となり、突撃オーケストラ隊を結成しました。
色んな人たちが快く協力してくれて、感無量。突撃すぎる自分への反省点も多々。。
代々木公園発、ヒースロー空港を終着点として、やりました、なんとかかんとかやり遂げました…
こっから動画編集ガンバリマス。結果はまた後ほど。

コメント

非公開コメント